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2022.02.08

建売住宅の購入の流れを解説!後悔しないためのチェックポイントとは?

1.建売住宅とは?

2.購入までの流れとチェックポイント

   ①物件探しと見学(内覧)

  ②建売物件の購入

   ③住宅ローンの申し込みと審査

   ④物件の最終チェック・引き渡し

3.まとめ

 

 

 

1.建売住宅とは?

建売住宅(たてうりじゅうたく)は、売主が土地に建物を建て、土地と建物をセットで販売している戸建て住宅のこと。買い手が建築会社と相談して一から建物をデザインしていく注文住宅に比べて、建物がすでに建築されているため購入までの期間が短く、予算が抑えられるとのメリットが一般的に挙げられます。また、実際の建物を事前に見学できるのも、建売住宅ならではの利点。購入前に完成している建物を見学することで購入後の生活がイメージしやすくなります。ただし、建築予定または建築中の物件であっても、土地と建物を一体で「建売住宅」として販売している場合もあります。

 

 

 

2.購入までの流れとチェックポイント

 

建売住宅を購入するまでの大まかな流れは、物件を探して見学、住みたい物件が決まったら購入を契約、引き渡しとなります。この章では、購入までの流れを4つのセクションに分けて解説し、それぞれの段階でチェックすべき注意点も押さえていきます。

 

 

①物件探しと見学(内覧)

戸建ての住宅を購入することを検討し始めたら、まずは「どのくらいの金額で、どんなエリアに住みたいのか」など、具体的な計画を立てましょう。その計画を元に物件を探し、気になる物件が見つかったら販売元となる不動産会社やハウスメーカーなどにアポを取り、見学します。ちなみに、物件を見て確認することを内覧とも言います。

 

見学時に確認したいポイントは主に3つ。間取り、物件の品質、周辺環境です。まず、間取りとは部屋の配置のこと。キッチンや洗面所、お風呂や居室などの配置を確認し、生活しやすいかどうか考えます。この時、収納スペースが十分にあるかなども併せてチェックするのがベター。また、室内だけでなく外構がきちんと施工されているかも確認しましょう。見学時に気を付けたいのが、提示されている価格に含まれている範囲をしっかり把握すること。網戸やカーテンレールの設置や外構工事など、一部の追加工事がオプション扱いになっている例もあります。その場合にはオプション工事の見積もりを求め、総合的に掛かる費用を必ず確認し、把握しておきましょう。

続いて、物件の品質です。確かな建材を使用しているか、施工は丁寧か…など目視で確認できるポイントはもちろん、断熱性能など設計書や仕様書に記載されている性能も調べます。物件によっては、「長期優良住宅」に認定されていたり、「住宅性能評価書」が付いている場合もあるので、それらを指標にしてもいいですね。

 

最後に周辺環境です。物件が建っている環境は変更ができないため、十分に注意する必要があります。日照条件や風通し、騒音、臭気は問題ないでしょうか。公共施設やスーパーなど、生活する上で必要な施設が周囲にありますか。さらに、起こり得る自然災害への備えを地域で取り組んでいるかどうか…。住宅の周辺を歩いて確認するほか、地図やハザードマップなどに目を通しておくと安心です。

このほか、販売元の担当者の対応が誠実か、購入後のアフターサービスが充実しているかなども、物件購入の判断材料となり得ます。

 

 

②建売物件の購入

物件を見学した上で問題がなければ、購入への手続きへと移ります。住宅の購入には、「仮契約」という形式はありません。物件を購入する意思を販売元へと伝えることを「申し込み」、売買契約書を結ぶことを「契約」と言います。

 

申し込みの手続きは書面で行うことが多く、購入金額や条件を明記した申込書へ記入する方法が通例となっています。大抵の場合は申込金が必要となり、10万円程度が相場と言われています。申込金に法的拘束力はなく、万が一売買契約へと繋がらなかったとしても申込金は返金されます。しかしながら、「申し込み」は物件を購入するのが前提ですので、しっかり検討した上で意思表示をすることが大切です。

 

申し込み後1週間程度で、不動産売買契約の締結を行います。売買契約時には手付金を支払うのが一般的です。手付金は申込金と異なり、買主の都合で契約を中止した場合には返金されません。契約当事者の間で金額を決めるため、額面はさまざまですが、販売価格の510%となる例が多くみられます。ちなみに、申込金を支払った場合には手付金の一部に充当されます。

 

物件の購入で最も重要なのが、売買契約書です。難しい言葉もありますが、内容をしっかり理解して納得した上で契約を結ぶように心がけましょう。

 

 

③住宅ローンの申し込みと審査

金融機関の住宅ローンを利用する場合は、物件の購入と並行して行う必要があります。金融機関にもよりますが、事前審査で返済能力を確かめてから本審査へとステップを移すパターンが多く、概ね事前審査は3日程度、本審査は10日〜2週間程度がかかります。物件の引き渡しが融資実行の日となりますので、それまでに本審査を終えて住宅ローンの契約が結べるよう、余裕のあるスケジューリングがおすすめです。

 

 

④物件の最終チェック・引き渡し

売買契約と住宅ローンの手続きが完了したら、最終チェックのため物件を再度確認します(内覧)。万が一破損や欠陥が見つかったら修繕を依頼するなど、気持ちよく入居できるよう最終チェックは抜かりなく行いましょう。内覧後、販売元より引き渡しが済めば建売物件の購入手続きは完了です。

 

 

 

3.まとめ

土地と建物が一体で販売されている建売住宅は、入居までの期間が短く、比較的安く購入できるのがメリット。実際の建物を見学した上での購入が可能なため、間取りや物件の品質、周辺環境を契約前にしっかり確認することが大切です。購入を決めたら、申し込みを経て売買契約を結びます。住宅ローンを利用する場合は、住宅の販売元との売買契約と並行して、金融機関の住宅ローンの手続きを行います。引き渡しまでに融資実行が間に合うように余裕を持ってスケジュールを立てましょう。物件の引き渡しの前に行う最終チェックも重要です。購入する物件でより良い生活を送るために、欠陥がないかをしっかり確認しておくと安心です。

 

「建売住宅」について、詳しく分かりましたか? 建売住宅の購入を検討している方は、購入までの流れや後悔しないためのチェックポイントをぜひ参考にしてみてくださいね。

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