絵本

お久しぶりです。DX推進室の三枝です。
実は、来月、わが家に第一子が誕生します。
チャイルドシートや肌着などと並んで用意したのが絵本――『もこもこもこ』『だるまさんが』シリーズ、そして『はらぺこあおむし』など、です。
どれも私が子どもの頃から店頭に並び続け、版を重ねている“定番”。
奥付を見ると、200刷を超えるものまでありました。
私は本が好きで、しばしば読みますが、こんなにもロングセラーが多いジャンルは、めずらしいのではないかと思いました。
出版不況や動画配信サービスの隆盛で本の寿命が短くなる一方、絵本だけは例外的に息が長い。なぜなのでしょうか。
少し調べてみましたが、理由のひとつは「世代を超える体験のリレー」にありそうです。
絵本は親が買い、子に読み聞かせ、やがてその子が親になって同じ本を手に取る――この循環そのものが販売サイクルを形成し、作品の寿命を延ばします。
読む期間が生後数か月からせいぜい数年と短いからこそ、常に“初めて読む読者”が生まれ続けるわけです。
また、冒頭にあげた三冊は、赤ちゃんでも楽しめるシンプルさと五感への訴求力を備えています。
『もこもこもこ』は擬音と色のリズム、『だるまさんが』はコミカルな動きと余白、『はらぺこあおむし』は穴の空いたページという仕掛けで、言語発達前でも“物語を体感”できます。
これらは文化や時代を越えた普遍的な楽しさでしょう。



こどもの成長に合わせた絵本がたくさんあります。
これらを選んでいくのも楽しみです。
長く愛される絵本のように、父親としての私も長く頼りにされる存在になれるように、努力していこうと思います。
