住宅ローンは、多額の借金を抱えることです。
金利や借入期間など、さまざまな種類がありますが、どれが最善の選択肢なのでしょうか。
お金を借りる際は、できるだけ知識を持っておきたいですよね。
今回は、住宅ローンでよくある失敗例とその対策方法をご紹介します。
■住宅ローンでよくある失敗例
住宅ローンでは、どのような失敗が起こり得るのでしょうか。
1つ目は、頭金に関する失敗です。
頭金は、借入時に資金から出すお金です。
その上で、残りの残高を住宅ローンを利用して返済していきます。
頭金を多く支払うことで、月々の返済額も少なくなることが分かりますよね。
現在は低金利が続いているため、頭金をあまり多く支払わずに物件を購入するケースも多く見られます。
では、万が一予定通り返済できる見通しが立たなくなり、購入後数年で住宅を売却しなければならない場合はどうなるのでしょうか。
頭金をほとんど支払わなかった場合、返済額がまだ多く残っているため、住宅を売却してもローンを返しきれない可能性があります。
また、住宅の価値が下がることや、売り手が見つからないことも考えなければなりません。
さらに、頭金が少なすぎた場合「担保割れ」の状態になる可能性も考えられます。
「担保割れ」とは、住宅の評価額が住宅ローンの残額よりも少ないことを指します。
例えば、住宅の評価額が4,000万円なのに対し、住宅ローンの残額が4,500万円である場合、500万円の差額が「担保割れ」です。
身内に肩代わりしてもらえることができれば良いですが、複数の窓口で借金を抱えることになれば返済がますます大変になるでしょう。
2つ目は、返済期間に関する失敗です。
住宅ローンの返済期間が長いほど、月々の返済額が少なくなります。
そのため、あまり検討することなく長い期間借りられる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、将来の収入ダウンや支出アップもある程度想定しながら返済期間を決めるようにしましょう。
出産や子どもの進学、退職するタイミングなど、返済可能性を大きく左右する将来のイベントのことを考えることが必要です。
何も考えず返済期間を伸ばしてしまうと、退職後年金だけでローンを返済しなければならない状況にもなりかねません。
3つ目は、金利に関する失敗です。
金利についてもしっかり考えて選ばないと、後悔してしまうことになります。
変動金利は固定金利と比べて低金利なところが魅力です。
しかし、金利が上昇してしまうと返済額が多くなってしまうため、リスクが高くなる可能性もあるでしょう。
お金に余裕がないからと低金利の返済プランで目一杯借りてしまうと、金利が上昇したときの負担が大きくなってしまいます。
金利の変動は予測ができないため、より安心を求めるのであれば少し金利が高くても固定金利を選ぶ方が無難と言えるでしょう。
■住宅ローンで失敗しないためのポイントとは?
不測の事態に備えて、可能であれば頭金はできるだけ多く支払っておくことをオススメします。
なぜなら、収入の減少や病気などで返済の見通しが立たなくなる可能性もあるからです。
返済額がたくさん残っていると、住宅を売却してもローンを完済できなくなることも考えられます。
しかし、頭金を多く支払わず、手元にお金を残しておくことにメリットが全くないかと言われれば、そうではありません。
頭金を支払わずに手元にお金を残しておくと、将来の資金調整がしやすくなるのです。
頭金を多く支払ってしまうと、急遽お金が必要となった時にまとまったお金が手元にない状況になることが考えられます。
一方で頭金を少なくして手元に残しておくと、お金に余裕がある時は返済に、お金に余裕のない時は生活資金にというように、自由にコントロールして使えます。
そのため、頭金を多く支払わずに手元にお金を残す場合は、借入期間は一旦最長にしておいて、お金に余裕のあるタイミングを見て繰り上げ返済することをオススメします。
繰り上げ返済には、毎月の返済額は変えず返済回数を減らす期間短縮型と、返済回数は変えず毎月の返済額を減らす返済額軽減型があります。
また、借入期間を延長するには改めて債権者の許可を得なければならないため、最初はできるだけ長く借入期間を設定しておくのが良いでしょう。
余裕ができたら借入期間を短縮することで、当初の予定より早く住宅ローンを完済できます。
金利変動は予測することが難しいため、住宅ローンで失敗したくない方は、変動金利よりも固定金利を選ぶ方が無難と言えるでしょう。
■住宅ローンを組む際は将来をしっかりと考えることが重要!
金利や借入期間については、不動産会社や金融機関から詳しい説明を受けられます。
しかし、彼らは債務者の今後の人生がどうなるかは分かりません。
お得という言葉につられて、その場で自分の将来のことを考えずに返済プランを決めてしまうと後で後悔してしまいます。
住宅ローンを組む際に大切なことは、お得なプランを選ぶことではなく、破産しないことです。
今後も安定して収入を得られる保証はありませんし、家族が病気にかかって入院してしまうこともあるかもしれません。
また、子どもの進路によっても教育費は大きく変わってきます。
そのため、住宅ローンを組む際は、あらゆるリスクを考慮しましょう。
■まとめ
今回は、住宅ローンの失敗例とその対策方法についてご紹介しました。
少しでも知識を蓄えておくことで、失敗を未然に防げるでしょう。
長野市、須坂市、千曲市周辺のエリアで家づくりをお考えの方は、ぜひ一度当社までご相談ください。
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