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2022.01.18

住宅ローンの本審査・事前審査は複数申し込んで大丈夫?メリット・デメリットとは

複数の金融機関に申し込むことが可能と言われている住宅ローンの審査。複数申し込むことにはどのようなメリットがあるのでしょうか。反対に、何社も申し込むことのデメリットはあるのでしょうか。今回の記事では住宅ローンの審査を複数社に申し込むことのメリット・デメリットを解説します。

 

 

 

■住宅ローン申請の流れ

住宅ローンの審査には事前審査と本審査の2つの審査があり、どちらも通過して初めて住宅ローンの契約をすることができます。

 

事前審査の役割

事前審査の役割は、物件を購入したいと考えている人の信用情報を確認したり、返済能力を見極めることです。購入する物件が決まったタイミングで申し込むことができ、物件の売買契約を結ぶ前に自分たちがそもそも住宅ローンを組めるのかどうか、そしてどれくらいの金額を借りることができるのかを知ることができます。

事前審査を申し込む際に必要な書類は、申請する金融機関によって違う場合があります。事前に各金融機関ではどの書類が必要になるのかを確認し、不足なく用意しておくようにしましょう。必ず必要になるのは以下の書類です。

 

・本人確認書類

・収入証明書類

・物件の情報が記載された書類

 

これらの他に、もしカーローンやカードローンなどがある場合は、その詳細がわかる書類も必要になります。申請してから早くて即日で、遅くても1週間程度で結果を受け取ることができます。

 

 

本審査の役割

本審査は、申請者に融資をしても問題ないか金融機関が判断するために行われます。ここで最終判断が下されるため、事前審査よりさらに厳密に審査が行われることになります。提出する書類も多くそれらを細かく確認していくため、審査結果が出るまで1週間ほどかかるのが一般的です。

事前審査と本審査は別々に行われますが、事前審査で提出した情報は本審査で共有され、誤りがないか再度確認されます。もし問題があった場合は審査に影響を及ぼす可能性があるので、提出する書類に誤りがないか細心の注意を払うことが大切です。

 

 

 

■住宅ローンの審査は複数申し込みするべき?

住宅ローンは、複数の金融機関に申請することが可能です。また、キャンセルしても問題ないため、複数の機関に申し込む人が多くいます。複数に申請すると信用情報にネガティブな影響を与えると思われがちですが、2、3社であればそこまで気にする必要はありません。問題がないとわかったところで、ここからは実際に複数の金融機関に申し込むことでどのようなメリット・デメリットがあるのかについて見ていきましょう。

 

 

 

■複数の金融機関に申請するメリット

 

落ちる可能性を減らすことができる

住宅ローンの審査基準は各金融機関によって違っており、一方では通らなかったけどもう一方では通った、という事例もあります。一社だけに申請して、もしそこで落とされてしまった場合、また最初から必要な書類を用意したり申請したりする必要があるため、その分手間がかかってしまいます。事前に複数の金融機関分の書類を用意して申請することができれば、準備が二度手間になることもなく、申請先が多くなるため審査が通る確率も上がります。

 

より条件が合うローンを見つけることができる

住宅ローンの内容は各金融機関によって異なるため、複数社に申し込むことでそれぞれの機関の特徴を知ることができます。その過程で、より自分たちにあった条件の住宅ローンを見つけることができる可能性もあります。各金融機関の住宅ローンを比較検討できるのも、複数に申し込むことのメリットです。

 

 

減額承認になる可能性を減らすことができる

減額承認とは、希望していた額よりも少ない額であれば審査に通ることを指します。しかしこれでは審査に通って融資を受けることはできても、借りることのできる額が少なくなるので足りない分を自己資金で補うか、最悪の場合は希望していた住宅を諦めることになります。そうなった場合は家づくりの計画をまた一から立て直さなければならず、大きな手間となってしまいます。

複数の金融機関に申し込んだ場合、各金融機関によって基準が異なるので、一方では減額承認になってしまったものがもう一方ではならずに審査が通る可能性もあります。複数社に申し込むとリスクを分散することができるのがメリットになります。

 

 

 

■複数の金融機関に申し込むことのデメリットとは?

審査における印象が悪くなる可能性がある

事前審査でも本審査でも、複数の金融機関に申し込んだ場合、その情報は金融機関が共有する個人信用情報に記録されることになります。理論上は複数への申し込みが可能ですが、あまりに多くの金融機関に申し込みをしてしまうと、金融機関はあまりいい印象を抱かず審査へネガティブな影響を与えてしまう可能性もあります。どこでもいいからとりあえず申請するのではなく、3社ほど厳選して申し込むといいでしょう。

 

 

 

■事前審査と本審査、どちらも複数申し込んで大丈夫?

どちらも複数申し込んで問題ありませんが、事前審査では3社ほどに申し込み、本審査では本命の機関1社に申し込むのがオススメです。本審査では厳密な審査が行われますが、事前審査が通り、事前審査の内容に誤りがない場合は、よほどのことがない限り本審査も通ることができます。何社にも申し込みをすることで、金融機関にネガティブな印象を与えてしまっては本末転倒なので、本審査では1社に絞るのが無難であると言えます。

 

 

 

■まとめ

住宅ローンの審査は、事前審査と本審査のどちらも複数の金融機関に申し込むことができます。複数に申し込むことのメリットが多くある一方、デメリットもあります。無事審査が通り夢のマイホームを手に入れるためにも、複数社に事前審査を申し込むことでリスクを減らすことをオススメします。

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